2022年7月29日(金)から開催する平井亨季と吉田真也による2人展「歩行の筆跡(ディスクール)」に際し、トークイベントを開催します。
ゲストに広島大学大学院人間社会科学研究科の平手友彦教授を招き、本展で吉田真也が発表する作品の主題のひとつである「遊歩」について議論を深めます。トラヴェリング(移動撮影)とは、カメラを前後あるいは左右に移動させながら撮影する映画撮影の技法です。平手教授はフランス文学が専門。「ヒロシマ・モナムール」における「トラヴェリング」を分析した論文も執筆しています。
本トークイベントでは、移動撮影のまなざしと、移動するという行為自体についてディスカッションを行います。「ヒロシマ・モナムール」の撮影にあたって行われたロケの記録や映像を手がかりに、広島における現実と虚構を行き来しながら「移動」することを考えます。
新型コロナウイルス感染症対策と会場の都合上、定員を設けます。ご参加には事前の申込みが必要です(残席に余裕がある場合は当日参加を受け付ける可能性があります)。
トークイベント「ヒロシマ・モナムールのトラヴェリングと歩行」
平手 友彦
Hirate Tomohiko
- 1960年生まれ、愛知県出身。広島大学大学院総合科学研究科教授。
1984年愛知県立大学外国語学部フランス科卒業、1988年岡山大学大学院文学研究科修士課程(仏文学)修了、1992年トゥール大学ルネサンス高等研究所DEA専門研究課程修了、1994年大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程(言語文化学)単位取得退学。1998年広島大学総合科学部助教授を経て2014年4月より現職。専門はフランスルネサンス文学・文化論、テクスト文化論。博士(言語文化学)。
- 略歴
1994 青森県生まれ
2017 秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻 卒業
2021 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 修了
主な展示歴
2020 札幌国際芸術祭2020 ※新型コロナウィルス感染症の影響で開催中止、同芸術祭オンラインプロジェクトへの出展
2021 国際交流基金主催 オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」
2021 L’ AltroGiappone主催「RESISTERE/RINASCERE」/ ナポリ国立考古学博物館
2021 「東京ドキュメンタリー映画際2021」新宿 K’ s シネマ / 東京
2022「歩行の筆跡(ディスクール)」(平井亨季との二人展)タメンタイギャラリー鶴見町ラボ / 広島
2022 個展「死を包むもの」 / 国際芸術センター青森
2023-2024 リフレクティング・ヒロシマ EXHIBITION「往復書簡 /Correspondance」連続ワークショップ
新型コロナウイルス感染症対策について
- スペース内では定期的な換気・消毒を行います。
- 体調不良時、発熱時のご来場はお控えください。
- ご来場時はマスクを適切に着用するなど、感染拡大予防にご協力をお願いいたします。
- 会場混雑時は、入場をお待ちいただく場合があります。
- 万が一、関係者に体調不良者が発生した場合は、予告なく展覧会を延期・中止することがあります。