明けましておめでとうございます。
昨年は、タメンタイギャラリー鶴見町ラボのスペースオープン1年目ということで、みなさまのお力添えのもと少しずつ場所としてのアイデンティティを確立していくためのよい第一歩を踏み出すことができました。
さて2023年は「コミュニケーション」に力を入れていきます。一方的な情報の発信あるいは批判の受容にとどまらない、独りよがりでなく、応答に堪えうるという意味での双方向性を意識した企画や施策に取り組みます。
昨年11月に発刊した「テンセン」はお陰様で好評で、紙ものによるアーカイブが果たす役割が小さくないことを再認識しているところです。
「テンセン」をできるだけたくさんの人に読んでほしいので、図書館や図書室、共有ライブラリのような場所へぜひ置いていただきたいと思っています。共有財産となる場合は寄贈もできますのでぜひご連絡ください。
ということで、展示や企画を通じて、作品の発するところを裏打ちし、見方、見せ方、視点や角度をいっそう多様なものとしていくことを丁寧に積み重ねていきます。
そして、それに対する反応と応答を促進し、作品に対する応答責任を果たしていく、応答可能性を担保していく、そんな役割を担っていきたいところです。そのためには、鑑賞者に対する信頼が欠かせません。そんな視点から、広報や施策、また空間づくりを考えていきます。
タメンタイギャラリー鶴見町ラボでの2023年最初の企画は2月後半からを予定しています。DEJIMASTOCKでの松本千里とミヤタタカシによる展示は1月17日まで好評開催中です。是非足を運んでみてください。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。