ミヤタタカシ「水になって」を広島市立広島特別支援学校に制作

広島市立広島特別支援学校

ミヤタタカシ

ミヤタタカシ「水になって」を広島市立広島特別支援学校に制作

ミヤタタカシの壁画「水になって」を広島市立広島特別支援学校に制作しました。

アートを通じた地域のあり方を提案する「つなげるアートプロジェクト」の第1弾企画。株式会社シンギがプロジェクトの趣旨に賛同し、同社が2002年より実施している広島市立特別支援学校への物品寄付の一環として、壁画を制作し寄贈しました。

作品は、広島を拠点に活動する絵本作家ミヤタタカシがこの取り組みのために制作したものです。「水になって」と題した本作は、水がさまざまなものへとかたちを変えていく姿を描いた10枚の物語で、水や光をモチーフに描かれています。水が蒸発し、雨となって降り注ぎ、生命の源となっていく展開に想像をふくらませると、子どもたちの成長や可能性と重ねることもできるでしょう。

作品は、普段から多くの生徒が行きかい、車椅子の生徒も利用する校舎の1階から2階につくられた緩やかなスロープに描かれており、生徒たちの目に触れ、豊かな想像力を喚起するものとなっています。

なおこの取り組みについて、広島市から株式会社シンギに感謝状が贈呈されました。

ミヤタタカシ「水になって」

  • 完成:2023年8月
  • アーティスト:ミヤタタカシ
  • サイズ:100cm×100cm 10枚
  • 場所:広島市立広島特別支援学校 スロープ(※一般公開はされていません)
  • 企画:つなげるアートプロジェクト(株式会社PLAY SPACE)
  • ディレクション:タメンタイ合同会社
  • 寄贈:株式会社シンギ

つなげるアートプロジェクト

一般社団法人広島県観光連盟が主催する異業種連携プロジェクト「ひろしまをつなげる30人」から生まれた取り組みです。アートを多様性と可能性の象徴と考え、地域の企業・団体、住民や観光客、そしてアーティストの三方良しの関係を形成することで、中長期的には広島を「世界一のアートの街」とすることを目指します。

撮影:吉田真也

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