木村翔太の常設の彫刻作品が、香川県直島に誕生しました。
展示場所は直島本村ギャラリーの屋外。ベネッセアートサイト直島の「家プロジェクト」がある本村地区にあり、本村港バス停の目の前です。日本家屋を転用したレンタルギャラリーで、海に面したこの建物はかつて船大工が暮らした家でもありました。
新作「漣(さざなみ)」は、縄が巻かれた船の竜骨を模した木彫です。「神聖さ」や「束縛」など多様な意味を帯びる「縄」と「船」をモチーフとした本作。海を眼前にした家に、船の神聖性とその骨格を現在の直島につなぎとめる作品です。
【追記】山陽新聞:直島・本村ギャラリーに常設 木村さん新作 竜骨や縄、木彫りで
https://www.sanyonews.jp/article/977484
タイトル:漣 (さざなみ)
素材:樟、塗料
サイズ:H85×W370×D65(㎝)
場所:直島本村ギャラリー
住所:761-3110 香川県香川郡直島町841
直島町営バス 本村港バス停前
作品を前にした作者・木村翔太(左)と直島本村ギャラリーオーナー・大山貴史(右)