Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.(そごう広島店 5/16-22)

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シクステ・カキンダ伊東慧山本れいら半田颯哉の4人の現代アーティストによるグループ展「Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.」を、半田颯哉のキュレーションのもと開催いたします。会期はG7広島サミットの開催期間を含む2023年5月16日から22日まで、会場はそごう広島店本館2階の特設会場です。

本展は、「なぜ世界中から広島に人が訪れるのか」ということに焦点を当て、「広島で見て、聞いて、知ったことをそれぞれが持ち帰り、そしてそれを活かして平和な未来を一緒に作っていくため」のものです。それぞれに広島と縁を持ちながら、コンゴ民主共和国、アメリカ合衆国、日本を拠点とする4名のアーティストの立場から、「ヒロシマ」の前と後——広島に投下された原爆に使用されたウランの採掘されたコンゴと、第二次大戦後のアメリカの核兵器実験による被爆被害を繋げ、歴史上の特異点としての「ヒロシマ」ではなく、「ヒロシマ」に/から繋がる連続した歴史を紡いでいきます。

展覧会のタイトル「Take it home, for (__) Shall Not Repeat the Error.」は、広島の原爆死没者慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」を英語訳したものに由来するものです。世界中の人々が広島を訪れるタイミングで、持ち帰ってもらうべきことを、現代美術によって提示します。

展示の詳細については、Souya Handa Projectsのページもご覧ください。

なお本展は、G7広島サミットを応援する取組として開催します。

展示作品解説https://www.souyahandaprojects.com/exhibitions/take-it-home-for-shall-not-repeat-the-error/description-take-it-home

Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.

シクステ・カキンダ
  • コンゴ民主共和国出身。アフリカ出身アーティストとして最初の東京藝術大学大学院修士課程修了者であり、修了制作作品である「Intimate Moments/Monologue」は、同大学の卒業・修了買上賞を受賞した。2023年、同大学より博士号を取得。2020年に広島で初個展「Intimate Moments」(gallery G)を開催。日本人アーティスト鈴木ヒラクによる「Drawing Tubeプロジェクト」(2020年)への参加や、抜粋版がWords Without Bordersによって出版されたコンゴ人作家シンゾ・アアンザとの共同制作によるコミック『Men and Beasts』(2017年)など、その活動は多岐にわたる。ドローイングを他の芸術分野に拡張する可能性を探るため、Expanding Drawing Labを主宰している。
  • https://dsixte.wixsite.com/xdlab
伊東慧
  • 日本生まれ、アメリカ・東海岸エリアを拠点とする。主にカメラを用いない写真やインスタレーションアートを制作する。2014年、ロチェスター工科大学卒業。2016年、メリーランド芸術大学大学院修士課程修了。現在、ニューヨークのInternational Center of Photography (ICP)で教鞭を執る。作品の主な収蔵先に、現代写真美術館(シカゴ)、ノートン美術館(フロリダ)、マーバ&ジョン・ウォーノックA-I-Rコミッティー、En Foco、カリフォルニア・インスティテュート・オブ・インテグラル・スタディーズなど。
  • https://www.kei-ito.com/
山本れいら
  • 1995年、東京都生まれ。高校から大学にかけてアメリカ留学を経験し、シカゴ美術館附属美術大学でアートを学ぶ。アメリカを知る日本人として、また一人の日本人女性としての視点から「日本とは何か」を問う作品を制作する。主な作品に戦後の日米関係を扱った「After the Quake」シリーズの他に、妊娠・出産で女性が引き受ける困難を表現した「Pregnant’s autonomy」シリーズ、少女漫画・アニメを通した女性のエンパワメントと連帯を表明する「Who said it was simple?」シリーズなど。
  • https://www.instagram.com/layla_yamamoto/
半田颯哉
  • 1994年、静岡県生まれ、広島県出身。アーティスト・インディペンデントキュレーター。技術と社会的倫理の関係や、アジア人/日本人としてのアイデンティティを巡るプロジェクトを展開し、コマーシャルギャラリーや企業とのコラボレーションにより様々な展覧会をキュレーションしている。また、1980年代日本のビデオアートを対象とする研究者としての顔も持っている。東京芸術大学大学院修士課程および東京大学大学院修士課程修了。
  • https://www.souyahandaprojects.com/aboutus

メディア掲載

Take it Home, for (__) Shall Not Repeat the Error.

A group exhibition by four contemporary artists, Sixte Kakinda, Kei Ito, Layla Yamamoto, and Souya Handa, explores the atomic bombing, peace, and the G7 Hiroshima Summit.

Sixte Kakinda, a native of the Democratic Republic of the Congo where the uranium for the atomic bomb dropped in Hiroshima is from, Kei Ito, whose grandfather is an atomic bomb survivor and a first-generation immigrant to the United States, and Layla Yamamoto, who is examining postwar Japan-United States relations from a nuclear energy perspective, and Souya Handa, a Hiroshima-born artist and curator, present what people from around the world should take back with them when they visit Hiroshima at the right time.

  • Exhibits by Sixte Kakinda, Kei Ito, Layla Yamamoto and Souya Handa
  • Curated by Souya Handa
  • May 16 – 22, 2023
  • Hours: 10am – 7:30pm (LAST DAY until 4:00pm)
  • Venue: Sogo Hiroshima Store Main Building 2nd floor
  • Equipment Support is Provided by SHOYEIDO INCENSE CO.

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