奥誠之『ドゥーリアの舟』増刷記念ツアー(タメンタイギャラリー鶴見町ラボ 11/10-11/19)

奥 誠之『ドゥーリアの舟』増刷記念ツアー 広島

奥誠之『ドゥーリアの舟』増刷記念ツアーをタメンタイギャラリー鶴見町ラボにて開催します。会期は2023年11月10日(金)から11月19日(日)まで。

『ドゥーリアの舟』増刷記念ツアーは、2022年にoar pressより発行された奥誠之の著書『ドゥーリアの舟』の増刷にあわせて、全国の書店やギャラリーを回る展示企画です。沖縄東京福岡での企画に続いて、絵と本が広島にやってきます。

「絵描き」として「声と絵の具、発声と筆致がイコールになるような表現」を追求する奥誠之は、 絵画を基軸に生活や社会と美術の関係を問いかける独自の活動を行ってきました。人と芸術の居場所を考えるための展覧会・読書会シリーズ「Homemaking」などの企画活動にも携わっています。

初の出版作となる『ドゥーリアの舟』は、エッセイと絵の作品集です。絵を描くこと、描けなくなること、そして絵を描くことを社会的な行為としてとらえ活動することについて実直かつ軽妙に綴られた17篇のエッセイと、手貼りされた絵が収められています。

広島会場となるタメンタイギャラリー鶴見町ラボは、築50年近い集合住宅の一室をDIYでリノベーションした一室にあり、生活空間の面影を残す空間での展示となります。

会期中の11月12日(日)には、トークイベント「芸術も居場所を求めている」を開催します。ギャラリーが入居する第2三沢コーポのオープンデイが開催されるのにあわせたものです。申し込み優先ですが、席に余裕があれば当日参加も受け付ける予定です。ぜひあわせてご参加ください。


「奥誠之(1992-)は、社会や暮らしにおける芸術の居場所を考察しながら、画廊だけでなく時には個人宅やマルシェなどでも作品を展開してきました。本書には美大を卒業後に作者が「絵描き」となった経緯や、日々の生活や社会の中での美術や制作について綴る17篇のエッセイと作品とが掲載されています。

人や動物がひとりきり、または寄り添っているように描かれる混色の画面は日に当たると彩度を増し、窓辺の光、ランプの灯火、生活のなかで表情を変えていきます。
書棚に収まるほどの小さな絵画。暮らしに溶け込むようにして絵が動いていくことは、日々に小さな水路をつくることかもしれません。」
(出版社・oar pressより)

奥誠之『ドゥーリアの舟』増刷記念ツアー

  • 会期:2023年11月10日(金)- 11月19日(日)
  • 時間:11:00-19:00
  • 作家:奥誠之
  • 入場料:無料
  • 会場:タメンタイギャラリー 鶴見町ラボ
  • 住所:730-0045 広島市中区鶴見町9-6 第2三沢コーポ404(Google Map
  • 主催:タメンタイ合同会社

トークイベント「芸術も居場所を求めている」

  • 日程:2023年11月12日(日)
  • 時間:17:00-18:30
  • 話者:奥誠之、山本功(タメンタイ)
  • 会場:第2三沢コーポ101号室(旧・広島市現代美術館鶴見分室101)※展示会場とは別室です
  • 料金:無料
  • 定員:30名(申し込み優先・席に余裕があれば当日参加可能)
  • 申し込み:https://forms.gle/PXH4zV1KQC9pDPzN7

奥 誠之

  • 1992年 東京都生まれ
  • 2014年 武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業
  • 2018年 東京藝術大学美術研究科絵画専攻修了
  • website:https://www.okuart.com
  • instagram:@okyumasa

関連記事