五十嵐ヨウ「残響は残したままで」を2024年1月27日(土)から2月4日(日)までタメンタイギャラリー鶴見町ラボにて開催します。
現在と過去、あるいは自身と他者の差異を浮き彫りにし、写真の機能的側面と時間の連続性に問いを投げかけるアーティストの初個展です。平面へのプリントだけでなく、スライドプロジェクターや立体と組み合わせることで、撮影者と被写体の関係を固定すると同時に絶えず変化する状態との差異を覆い隠す写真の特質を照射する作品を制作しています。
本展では、日常的、私的な場面の定点写真を合成した、見慣れた景色に違和感を喚起する作品を発表します。写真の撮影と加工行為が問いかける「見ることの倫理」を、撮影者の自問自答の形式から考えます。