タメンタイギャラリー鶴見町ラボ
2024.2.23 [金] - 2024.3.3 [日]
山口達典
山口達典「光を浴びて」を2024年2月23日(⾦)から3月3日(⽇)まで、タメンタイギャラリー鶴見町ラボにて開催します。自身の祖父とその遺品から、「ヒロシマ」の継承を考える企画です。
山口達典は、人工知能やロボットとの対話により「人間とは何か」を描く作品シリーズを継続的に手掛けてきました。広島市立大学芸術学部と同大学院で学んだ後、現在は千葉県を拠点に活動しています。最近では、AIによって自らの絵を拡張するシリーズにも取り組むなど、人間と機械や人工知能との関係性をテーマに作品を展開しています。
本展では、作家の祖父についての作品を発表します。山口達典は、それまで自らの被爆体験を語ろうとはしなかった祖父に頼まれ、「あの日」を描いた絵を卒業制作として発表しています。その祖父が昨年亡くなり、改めて被爆三世の美術家としての自負と責任感に駆られた作家は、祖父の遺した事物から祖父の「生」を描くことで、継承について考えることにしました。
祖父のアルバムにあった写真を遺品とともに現像したサイアノタイプの表題作「光を浴びて」など、広島を生きたひとりの人物の姿に思いを巡らせる絵画やプリント、映像作品を通じ、「ヒロシマ」の継承について考えます。
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