Azure Hiroshima Baseにおける第2期展示がスタート──濱元祐佳、山口達典、小森宥羽、東咲良の4名の作品を展示(2021年7月-9月)

Azure Hiroshima Baseにおける第2期展示がスタート──濱元祐佳、山口達典、小森宥羽、東咲良の4名の作品を展示(2021年7月-9月)

Azure Hiroshima Baseにおける作品展示の展示替えを行い、第2期展示がスタートしました。濱元祐佳山口達典小森宥羽東咲良の計22作品を、施設の2階と3階に展示しています。

同施設では、DX推進とコワーキング機能とならんで「アート」を基軸として打ち出し、デジタルテクノロジーと人間がいかに関わるかも含めて考える場となることが企図されています。

第1期展示では有田大貴木村翔太古川諒子松本千里の4名の作品を展示し、銀行だった建物が新たな機能を備え持つにあたって、広島や周辺地域に対する新たな空間的視角や想像力を喚起する作品を展示しました。

第2期展示では、AIや機械と人間の関係性を考えるにあたり、関係性の認識についての示唆を持つ作品を展示しています。

濱元祐佳は写実技法と創意的な構図によるぬいぐるみ、男女、親子を描いた4点を展示。質感や使用感の写実的な描写の手にかかることで、自己と他者の非同一性が強調されています。

山口達典は「もし人間が滅び、知性を持った機械だけが生き残る世界が訪れたならば、わたしたちが創造主である神を想った神話のように、機械も創造主である人間を想うはず」という設定のもと描かれた「神話の時代」シリーズを出展。荒涼とした人工物の世界を展開しています。

小森宥羽による布に刺繍は、無名の人物や何気ない風景、道端のゴミなどのドローイング作品。対象の輪郭は意識的に選別され、抽象化されています。わたしたちが視覚情報を処理し事物の有り様を認識する際には、過剰を捨象し、不足を補完していることを再認識させてくれます。

東咲良は心象風景に自らの感情を仮託する絵画を制作。独自の色彩感覚と造形意識が印象的に目に映る「痛みのスケッチ」シリーズから、「海の中のベッドにひとりでうずくまっている状態」を描いた作品から出発した小作品群を出展しています。

今後、出展作家のイベント等も予定されています。

会場の利用は通常有料ですが、受付で展示鑑賞目的を申し出ることで無料でご覧いただけます。

Azure Hiroshima Base 第2期アート展示 | 濱元祐佳

Azure Hiroshima Base アート展示 第2期

  • 会場:Azure Hiroshima Base(アジュール・ヒロシマ・ベース)
  • 住所:広島市中区河原町2-1 2階、3階
  • 会期:2021 年7 月12 日- 9 月30 日
  • 営業時間:10:00-19:00
  • 定休日:土、日、祝
  • ディレクション:山本 功(タメンタイ合同会社)
  • 出展作家:小森宥羽、濱元祐佳、東咲良、山口達典
  • アクセス:広島電鉄土橋電停、舟入町電停より徒歩5分
    >>Google Map
  • 電話:082-258-8072
  • 利用料金(税込)
    ドロップイン利用:330円/時間、1650円/日
    月額会員:16,500円/月
    会議室:110円/30分(月額会員)、330円/30分(ドロップイン会員)
    ※展示を見に来た旨を受付で伝えれば、展示は無料でご覧いただけます。
  • Azure Hiroshima Base ホームページ
アーティストプロフィール

● 濱元祐佳(はまもと・ゆか)

  • 1995年 兵庫県生まれ
  • 2018年 広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業
  • 2020 年 広島市立大学芸術学研究科博士前期課程修了
  • 現在 広島市立大学芸術学部油絵専攻実習補助員

主な受賞歴:

  • 2018「第5回未来展」グランプリ受賞
  • 2019「第54回昭和会展」パリ賞受賞

ホームページ:https://yukahamamoto.amebaownd.com/
Instagram:@hamamoto.yuka.415

● 山口達典(やまぐち・たつのり)

  • 1996年 広島県生まれ
  • 2020年 広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻卒業
  • 現在 広島市立大学芸術学研究科博士前期課程在学中

主な展示歴:

  • 2021年 個展 Gセレクション「フィリップ・K・ディックは羊の夢を見たか?」(gallery G)

ホームページ:https://yamaguchitatsunori.jimdofree.com/
 Instagram:@yamaguchi_tatsunori

● 小森宥羽(こもり・ゆう)

  • 1996年 広島県生まれ
  • 2019 ハノーバー専科大学(ドイツ)に交換留学
  • 2021 広島市立大学芸術学部彫刻専攻卒業

主な展示歴:

  • 2020年 “Als die Sonne vom Himmel viel” (Eisfabrik Hannover / ドイツ)
  • 2020年 「カナリアがさえずりを止めるとき」(広島市立大学現代表現研究室)
  • 2020年 個展「1日10,000歩、あるいは1時間以上のウォーキング」(広島芸術センター)

Instagram:@okaasanmiffy

● 東咲良(ひがし・さくら)

  • 1998年 福岡県生まれ
  • 現在 広島市立大学芸術学部美術学科油画専攻在籍

Instagram:@f0si_

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