中塚文菜「誰かの祈りを開いて閉じる」(タメンタイギャラリー鶴見町ラボ 8/10-20)

中塚文菜「誰かの祈りを開いて閉じる」

中塚文菜の個展「誰かの祈りを開いて閉じる」をタメンタイギャラリー鶴見町ラボにて開催します。

中塚文菜は主に現代美術の領域で活動するアーティストです。個人的な違和感と地道に向き合うことで美術や社会に対する問題提起を行う作品を発表してきました。

本展では、作家が中学生のころに経験した個人的な体験を糸口とした作品を発表します。学校や団体で集団的に平和を願う行為として、千羽鶴を折る行為は習慣化しており、広島平和記念公園にある原爆の子の像には年間約1000万羽の折り鶴が各地から捧げられています。ただ、像の建立にいたる経緯や、届けられた折り鶴のあり方や是非をめぐっては紆余曲折とさまざまな議論もありました。本企画は、鶴を折り、捧げることを単純な社会的善行として整理せず、千羽鶴を折ることについて、ひいては祈ることの複雑さを、パフォーマンスとドキュメントによって提示するものです。

会期は2023年8月10日(木)から8月20日(日)まで。8月13日(日)までの会期中に公開制作とパフォーマンスを行い、残りの期間はその制作物を展示します。

中塚文菜「誰かの祈りを開いて閉じる」

  • 会期:2023年8月10日(木) – 8月20日(日)
  • 時間:11:00-19:00
  • 公開作業:8月10日(木) – 8月12日(土)11:00-19:00 / 8月13日(日)11:00-13:00
  • パフォーマンス:8月13日(日)14:00-14:30
  • 作家:中塚文菜
  • 入場料:無料
  • 休館日:会期中無休
  • 会場:タメンタイギャラリー 鶴見町ラボ
  • 住所:730-0045 広島市中区鶴見町9-6 第2三沢コーポ404(Google Map
  • 主催:タメンタイ合同会社

中塚文菜

  • 略歴
  • 岡山県倉敷市生まれ
  • 2016 広島大学教育学部造形芸術系コース 卒業
  • 2019–2020 スウェーデン王立美術大学 交換留学
  • 2021 筑波大学人間総合科学研究科博士前期課程芸術専攻 修了
  • https://moromoromoro.wixsite.com/mman
  • 主な個展
  • 2022 「生活と反復」Room_412(東京)
  • 2021 「地に愛される」OF(岡山)
  • 2021 「清潔な窓」Room_412(東京)
  • 2020 <天プラ・セレクションvol.92> 諸川もろみ展「ポーコ・ポコ・コーラとポテトイッチプ」天神山文化プラザ(岡山) *諸川もろみ名義で出品
  • 主なグループ展
  • 2022 「16 のコア」OF, 岡山県岡山市
  • 2021 「群馬青年ビエンナーレ2021」群馬県立近代美術館(群馬)
  • 2019 「ここにおいて みせる/みる」筑波大学平砂学生宿舎9 号棟(茨城)
  • 2017 「亀山トリエンナーレ2017」亀山市東町商店街×旧東海道沿い(三重)
  • 2017 「群馬青年ビエンナーレ2017」群馬県立近代美術館(群馬)
  • 主な受賞歴
  • 2017  「群馬青年ビエンナーレ2017」 奨励賞