木村翔太がピカソ画房本店(広島市中区流川)の外壁を利用した「壁画プロジェクト」の2019年後期を担当することとなり、このほど作品が公開となりました。
「令和不動御柱願掛之図」と題された幅3.6mの作品は、電柱が、波の中に9本屹立するものとなっています。
モチーフとしての電柱の面白さについて、「画の中に存在すると、それが虚構的な世界であっても、急に現実感が出る」と語っている木村。水と電柱への関心は、最近の連作“「漣」/「塊」/「標」”からも読み取ることができ、2018年の西日本豪雨による災害の影響も感じさせる作品です。
なお、木村がピカソ画房の壁画プロジェクトを担当するのは2018年前期「戦中廣島船盛」に続いて2度目となります。
屋外に展示されているので、12月まで常時ご覧いただけます。
場所:ピカソ画房本店 広島市中区堀川町4-7
営業時間:9:30~18:30
店休日:日曜日、祝日、GW、お盆、年末年始
※店舗営業時間外も作品はご鑑賞いただけます。