平井亨季と吉田真也による2人展「歩行の筆跡(ディスクール)」をタメンタイギャラリー鶴見町ラボにて2022年7月29日(金)から開催します。
本展は、平井亨季と吉田真也による、「歩くこと」を主題とした展示企画です。太田川が上流から運んだ土砂によって形成されたデルタ地形の上に成り立つ広島は、街の容貌を城下町、軍都、平和都市と移り変えてきました。本企画は、その地誌の多様性を「歩くこと」によってあらわにしようとするもの。広島での取材とテキストの読み込みをふまえた新作を発表します。
平井亨季は、デルタ地形の形成を「島が山になる」プロセスと読み替え、映像インスタレーションを発表します。吉田真也は、映画「ヒロシマ・モナムール」(邦題:「二十四時間の情事」)とヴァルター・ベンヤミンの「パサージュ論」を重ね合わせ、複層的に広島を眼差す作品を展示します。
会期中には、吉田真也のドキュメンタリー作品「渚にて」(2018)の上映会や、対談イベントの企画も予定しています(下記イベント情報:2022年7月22日追記)。
※追記:8月6日(土)17:30-18:30に開催する上映会中は事前の申込み者のみ入場できます。また上映会前後の時間は会場準備を行うため、一部鑑賞しづらい箇所があります。
略歴
1994 | 青森県生まれ |
2017 | 秋田公立美術大学ビジュアルアーツ専攻 卒業 |
2021 | 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 修了 |
2021 | 札幌国際芸術祭2020 ※新型コロナウィルス感染症の影響で開催中止、同芸術祭オンラインプロジェクトへの出展 |
2021 | 国際交流基金主催 オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」 |
2021 | L’ AltroGiappone主催「RESISTERE/RINASCERE」/ ナポリ国立考古学博物館 |
2022 | 「東京ドキュメンタリー映画際2021」新宿 K’ s シネマ / 東京 |
2022 | 「歩行の筆跡(ディスクール)」(平井亨季との二人展)タメンタイギャラリー鶴見町ラボ / 広島 |
2023-2024 | リフレクティング・ヒロシマ EXHIBITION「往復書簡 /Correspondance」連続ワークショップ |
略歴
1996 | 広島県生まれ |
2019 | 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 卒業 |
2021 | 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 修了 |
主な展示歴
2017 | 「美術と教育 全国リサーチプロジェクト」東京藝術大学大学美術館 / 東京 |
2018 | 「1940’s フジタ・トリビュート」 東京藝術大学大学美術館 陳列館 / 東京 |
2018 | 「先端芸術表現科 先端PRIZE」 (平山郁夫賞)東京藝術大学取手キャンパス / 茨城 |
2019 | 「第67回 東京藝術大学卒業・修了作品展」 東京都美術館 / 東京 |
2021 | 「MEDIA PRACTICE20−21」 東京藝術大学大学院映像研究科元町中華街校舎/神奈川 |
2022 | 「歩行の筆跡(ディスクール)」(吉田真也との2人展 ) タメンタイギャラリー鶴見町ラボ/広島 |
2023 | 「Artists in FAS 2022」入選アーティストによる成果発表展 藤沢市アートスペース/神奈川 |
2024 | 「Hiroshima MoCA FIVE 23/24」(広島市現代美術館賞・特別審査員賞)広島市現代美術館/広島 |