
2022年7月29日(金)から開催する平井亨季と吉田真也による2人展「歩行の筆跡(ディスクール)」に際し、トークイベントを開催します。
ゲストに広島大学大学院人間社会科学研究科の平手友彦教授を招き、本展で吉田真也が発表する作品の主題のひとつである「遊歩」について議論を深めます。トラヴェリング(移動撮影)とは、カメラを前後あるいは左右に移動させながら撮影する映画撮影の技法です。平手教授はフランス文学が専門。「ヒロシマ・モナムール」における「トラヴェリング」を分析した論文も執筆しています。
本トークイベントでは、移動撮影のまなざしと、移動するという行為自体についてディスカッションを行います。「ヒロシマ・モナムール」の撮影にあたって行われたロケの記録や映像を手がかりに、広島における現実と虚構を行き来しながら「移動」することを考えます。
新型コロナウイルス感染症対策と会場の都合上、定員を設けます。ご参加には事前の申込みが必要です(残席に余裕がある場合は当日参加を受け付ける可能性があります)。
略歴
1994 青森県生まれ
2017 秋田公立美術大学メディアアーツ専攻 卒業
2021 東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻 修了
主な展示歴
2020 札幌国際芸術祭 2020「Of Roots and Clouds ここで生きようとする」/ 北海道立近代美術館 ※新型コロナウィルス感染症の影響で開催中止、同芸術祭オンラインプロジェクトへの出展
2021 国際交流基金主催 オンライン展覧会「距離をめぐる11の物語:日本の現代美術」
2021 L’ AltroGiappone主催「RESISTERE/RINASCERE」/ ナポリ国立考古学博物館
2021 東京ドキュメンタリー映画際2021 / 新宿 K’ s シネマ